◾️概要

　企業の様々な課題を解決するためのAIソリューションを開発・提供するAutomagi株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：野呂 堅太郎、以下、Automagi）は、成田国際空港株式会社（本社：千葉県成田市、代表取締役社長：田村 明比古、以下、NAA）と共に、画像認識技術を活用した預入手荷物判別システムの開発に向けた実証実験を2024年1月より成田空港第3ターミナルで開始します。

◾️背景と課題

　成田空港では、航空会社がお客様からお預かりした手荷物をバーコード情報の読み取りを通じて航空機への搭載が行われております。その際、お預け時に取り付ける手荷物タグのバーコードを読み取りますが、読み取り時に不具合が発生した場合、人手での読み取り作業が発生し、従業員の負荷となります。また、世界においてはお客様の手荷物を誤った航空機に搭載したり、紛失したりする事例（※）があります。

　上記課題を解決するため、手荷物タグの情報に加え監視カメラ映像とAIを活用することで、顔認証のように手荷物の姿から任意の手荷物の特定が可能となれば、仕分けに要する業務負荷の低減や手荷物の紛失・遅延に対する抑止力となります。

　この技術の確立を目指し、2023年6月にオープンイノベーションプラットフォームAUBAで開催した『Narita Airport OPEN INNOVATION PROGRAM 2023』の従業員の生産性向上を目指した採択事業の第1号案件として、Automagi株式会社はNAAと共に手荷物判別システムの実証実験を進めてまいります。(手荷物判別システムのイメージは下図をご参照ください)

※ SITA Baggage IT Insights 2023
https://www.sita.aero/resources/surveys-reports/baggage-it-insights-2023/
世界中でお客様に正しく届かない事例（紛失、遅延等）が手荷物1,000個あたり7.6個ほど発生しております。

◾️手荷物判別のシステムイメージ

◾️今後の展開

NAAとAutomagiは本システムの効果と利便性を高め、業界における課題の解決を目指します。
NAAは本実証実験を通じ、今後の空港運営における画像認識技術の有用性や更なる適用の可能性を評価し、積極的な活用を模索します。成田空港は、今後も多くのお客さまが行き交う拠点として、オープンイノベーションの仕組みを積極的に活用して最新の技術を導入し、サービスの向上を図ってまいります。
Automagiは、今後もAIソリューションの開発・提供を通じて、企業課題・社会課題の解決とさらなる発展に貢献してまいります。

＜NAAへのお問い合わせ窓口＞
　成田国際空港株式会社　空港計画部(イノベーション担当)
　和泉、工藤
　080-5099-2250

＜Automagiへのお問い合わせ窓口＞

　Automagi株式会社　営業部
　TEL ：03-5544-9744
　E-mail ：pr@automagi.jp
　会社URL ：https://www.automagi.jp/
　製品ページ ：https://www.automagi.jp/product/amy-insight/

＜成田国際空港株式会社について＞

成田国際空港株式会社は、航空輸送の利便性向上を図ることで、航空産業の発展に貢献し、日本の産業・観光等の国際競争力の強化に寄与することを目指し、成田空港の設置・管理・運営を行っています。

＜会社概要＞

＜Automagi 株式会社について＞

Automagi株式会社は、通信キャリア向けの大規模ユーザシステムや、人工知能技術を活用した電力企業・通信インフラ企業・物流企業・製造企業などへのサービスの提供などを担当し実績としています。これら自社開発ノウハウを活かし、AI（人工知能）やDXのソリューションの開発・提供をしています。

＜会社概要＞

　※ ２社共同リリースのため、重複して配信される場合がございます。あらかじめご了承ください