位置情報/データ解析分野を中心にシステム開発や自社ソリューションを提供するJibe Mobile株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：櫻井将彦、以下Jibe Mobile）と、携帯電話販売代理店事業を展開する株式会社TDモバイル（本社：東京都港区、代表取締役社長：伊神幸治、以下TDモバイル）は、Jibe Mobileが開発中のBluetooth Low Energy(BLE)を活用したリアルタイムでの人・物品の位置管理ソリューションの事業展開において、両社で推進することに合意しました。

Jibe Mobileが開発中のBluetooth Low Energy(BLE)を活用したリアルタイムでの人・物品の位置管理ソリューションは、ボタンサイズのBeaconハードウェア、Beaconからの電波を受信するハードウェア(Centralハードウェア)、クラウドサーバに設定されたデータ分析機能と管理ソフトウェアをセットにしたソリューションです。ユースケースとして、倉庫・工場・病院での物品管理や、介護施設、オフィス、流通店舗などでの人の動態管理・安全確保・流動分析など幅広い用途に対応が可能で、人・物品の管理において作業効率の向上、棚卸しの自動化、タイムカードの置き換えや、目視点検による管理コストの削減など、導入企業のさまざまな業務を効率化し、同時にコストを抑えることが可能となります。

本ソリューションは、２月３日より羽田空港内のレストランの危険物の管理のために試験導入を開始致します。

携帯電話会社向けの大規模・高信頼システム開発などで実績のあるJibe Mobileが本ソリューションの企画・開発と運用を、携帯電話販売代理店としてモバイルソリューション、IoT分野でも実績のあるTDモバイルが用途開発、ネットワークの設計・構築、企業への販売・サポートを担当し、今後、両社で事業拡大のために密接に連携して取り組んでまいります。

【本ソリューションの特長】

■幅広いBeaconに対応

内蔵した電池で１年〜3年稼働するボタンサイズのBeaconや、加速度や気圧、温度、照度等のセンサーを搭載したセンサー機能付きBeaconが、現状各メーカーから販売されております。本ソリューションでは、顧客企業のニーズにあわせ、最適なBeaconを組み合わせたソリューションの提供が可能です（マルチビーコン対応）。

■充実したBeaconの位置管理機能

管理対象になっている複数のBeaconについて、管理画面から現在位置、過去の位置を遡って履歴の確認が可能です（履歴トラッキング）。管理画面から多数のBeaconを集中管理することも可能となっており、Beaconの電池残量の確認や、Beaconにリモート指示をおこない処理実行をさせる機能（音を鳴らしたり、LEDを点灯させたり、各種センサーへの指示をおこなう等）が搭載されています。管理画面はタブレット端末での使用に対応しているため、パソコンが使えないような場面で利用ができます。利用者はタブレットを携帯するだけで管理対象の所在をリアルタイムで確認しながら、効率良いオンサイト作業が可能となります。

■アラート機能

管理対象の物品の不正持ち出しや、検知エリアへの管理対象人物の入退室があった場合に検知を行い、管理者にメールで通知を行う監視機能もサポートされます。

管理画面のスクリーンショット

Centralハードウェア

Beaconハードウェア